沖縄の未来 2010 11 28

 今日(2010年11月28日当時)は、
沖縄で知事選挙の投票が行われています。
現在、11月28日午後6時を少し過ぎたところです。
そろそろ沖縄のことを書いてもよい時間だと思います。
 沖縄については、すでに「沖縄と中国 2010 3 27」で書きましたが、
今回も同じような趣旨になります。
 沖縄の未来は、米軍を選ぶか、中国軍を選ぶか、二者択一となるでしょう。
中国が太平洋に進出するには、南西諸島が重要な拠点となります。
アメリカが中国の太平洋進出を抑えるには、南西諸島が重要な防波堤になります。
つまり、南西諸島は、二つの勢力がぶつかり合うところに位置します。
 沖縄は、米軍を選ぶのか、中国軍を選ぶのか。
それしか選択肢はありません。
日本の自衛隊という選択肢はないのか。
実は、自衛隊の装備は、米軍と補完関係において整備されてきましたので、
自衛隊単独での機能は、自己完結型が要求される軍隊としては、
不十分であると言わざるを得ないのです。
 そもそも沖縄の気持ちは、自衛隊ですら軍隊だから嫌だと思っているでしょう。
しかし、強力な軍隊なしで沖縄の自主独立はないのです。
「沖縄軍」でも編成するのでしょうか。
しかし、それでは莫大な費用がかかります。
 永世中立国のスイスには、強力な軍隊と多数の軍事施設が存在します。
その上、徴兵制であり、軍の訓練も充実しています。

沖縄と中国 2010 3 27
 最近(2010年3月27日当時)、日本国内では、
沖縄の海兵隊基地の問題で大騒ぎとなっています。
 この問題に関しては、一見、無関心を装っている中国も、
本当は、手に汗握るような思いで見ているでしょう。
 もし、将来、気候変動や自然災害がなかったら、
中国は、経済的にも、軍事的にも世界最強の国となるでしょう。
 そこで、もし、あなたが中国の軍事指導者だったら、どう思うでしょうか。
まず、机の上に、世界地図を広げてみる。
千島列島や樺太がロシア領であるように、
台湾や南西諸島が中国領であっても不思議ではないと思うでしょう。
(ここでは、南西諸島とは、西表島から種子島までと定義します)
 ただし、これは妄想に終わるでしょう。
現在のところ、日本は、アメリカに次ぐ経済大国で、
沖縄には、世界最強のアメリカ軍が駐留しているからです。
 しかし、将来、日本経済が衰退し、
アメリカ軍が沖縄から撤退した時、
このような妄想は、現実のものと変わるでしょう。
 アメリカが発展する時、
アメリカの国力は、西へ拡大してきたのです。
東海岸から西海岸へ、
西海岸に達すると、次は、ハワイ。
戦後は、ハワイから沖縄まで拡大したのです。
 中国が発展する時は、東へ向かうでしょう。
東シナ海、東太平洋、ハワイ。
中国が東へ拡大する時、南西諸島は、ちょうどよい橋頭堡となるでしょう。
 半島や諸島(列島)は、海の勢力にとっても、陸の勢力にとっても、
必ず、橋頭堡として使われることになるのです。
 そういうわけで、半島や諸島(列島)に住む人たちは、
賢く生きなければならないのです。
つまり、常に国際情勢に敏感である必要があるのです。
 誤解のないように書きますが、
以上の文章は、あくまでも軍事的・地政学的観点から書いたものです。
 現在、日本と中国が目指しているところは、
経済発展や経済的な繁栄です。





















































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